パニック障害経験から得た人生感ブログ

自信がパニック障害を実体験を通して得た人生観や、日常のこと好き勝手書いてます。

パニック障害 症状の原因とその対策

今回は僕が経験した様々な症状と、その症状がなぜ起きるのか、原因となるものを調べたり、何度も繰り返し体感して、とにかくたくさん試してわかったことを列挙します。


◾️肩こり
恐らく肩こりは多くのパニック障害の人が経験してるのではないでしょうか。

肩こりで具合が悪くなる→マッサージする→
一時的に改善する→またすぐ肩こりが酷くなる

 

こんな繰り返しになってしまってませんか?


これは原因の捉え違えをしているがために悪循環を繰り返しているのではないかと思っています。

 

「肩こりが原因で具合が悪くなる」のではなく、「他の原因によって肩こりが起こり、具合悪が悪くなる」というのが正解ではないでしょうか。

 

肩こりはあくまでも「現象」であって「原因」ではないので、肩こりのせいにして肩こりをどうにかしようとしてもダメなんです。

肩こりをどうにかしようとしてマッサージを繰り返してもまた肩こりは起きてしまい、もっと強くもっと強く…とマッサージを繰り返し、肩こりを悪化させてしまう。

 

じゃあ、肩こりの原因ってなんなの?
ということになりますが、姿勢からくるものや内臓の弱りからくるもの、結構不良などなど多彩な理由がありますから、思い当たることを改善していく他ありません。

 

しかしながら、パニック障害の方であれば、結構これが原因だろうなと言えるものがあるので、この後の項目の中で触れていきます。

 

◾️炎天下
人間の体はよく出来ていて、気温が高くなると血管を広げ、血液を冷やそうとするそうです。
しかし、血管を広げても血液の量は変わらなため、血液の流れは緩やかになる。

 

血液は酸素を運び二酸化炭素と交換する役目があるので、血流が緩やかになるということは、酸素を運搬する速度も遅くなります。


そうなると今度は酸欠感が強まり、酸素をもっともっと取り込もうと息を吸い込むため、それが過呼吸へと発展してしまうわけです。

 

心臓はもっと血液を送らなければ!と、心拍数を早め、血を運搬しようと頑張ります。

 

そのため、「バクバクバクバク」し、あのいやなパニック発作の症状につながるそうです。

 

血流が滞るため肩こりをはじめとしたさまざまな症状に繋がるのではないでしょうか。


試しに暑い日に太い血管が流れている箇所を少し冷やしてあげてみてください。
恐らく改善するはずです。

 

◾️ウォーキング
パニック障害にはリズミカルな運動が効果的だそうです。
リズミカルな運動をするとセロトニンという物質が脳内に分泌され、自律神経に良い作用をもたらすのだとか。

 

実践してみたところ、確かにウォーキング後は清々しい気分になりました。血流も良くなりましたし、体力作りにも良かったと思います。

但し、無理して始めから長い時間行うことや、速度を上げて負荷をかけたりというのは要注意です。

 

日頃運動をしている方なら別ですが、運動からだいぶ離れている方が大半だと思います。
そんな状態で突然強めの運動を行った場合、酸欠になりやすくなりますから、身体中に酸素を送ろうと心臓が一生懸命鼓動を早めます。


これは自然な体の反応です。

しかしパニック障害の方はこれをパニック発作と結びつけてしまう可能性がとても高いです。


あのパニック発作に似た症状で恐怖心が勝り、本当に発作につながってしまうなんて事が度々僕はありました。

これから先、日常生活に復帰した時のことを考えると体力作りは必要ですから、運動はおススメしたいので短い距離、短い時間、散歩程度からのスタートがいいと思います。


◾️気圧
人によって受ける影響度は違いますが、低気圧が近づくと何か調子悪いなーって感じませんか?

 

その昔、原始時代、いやもっと前なのかもしれません。我々の祖先は狩りをして生活していましたが、雨が降ると獲物が捕れない。
そんな時は傷ついた体を癒したり、体力温存をしていたようです。

その体内の自然の仕組みは今も残っており、低気圧が来ているときは体の機能をあえて鈍くし、回復に時間を当てさせようとする。
その機能が不調や不快感として強く出てくるというわけです。

 

パニック障害の方は体調が敏感になっていることが多いので、特に気圧の影響受けるのだと思います。
体調が悪化してるんじゃないかとか考えがちですが、必ずしもそうではなく、こういったことも起因すると思っていれば少しは気が楽になると思います。

 

体調が優れない時は、正常な反応だと考え、出来る限り体を休めるようにしましょう。
この反応に対して鈍感になり、無理して体を酷使してしまい、ダウンしてしまう人もいます。
ダウンする前に体がブレーキしてくれていると感謝するくらいがちょうどいいのかもしれません。

 

◾️曝露療法

曝露療法とは、恐怖や不安に思う事柄にわざと身を置き、危険なことはなく、安全だと体に理解させる療法。

 

これ、とにかくひたむきに取り組みましたし、ジワジワと、そしてはっきり効果を感じていった方法です。
僕の場合、広場恐怖が強く、電車、スーパー、レジなどとにかく人が多く行き交うところがダメだったので、来る日もチャレンジしました。

 

当然のようにうまくいかない日もたくさんあり、昨日は大丈夫だったのに、何故今日はダメなんだということも。


さすがに連続してリタイヤした時は心折れかけたりもしました。

しかし、とにかく毎日繰り返し取り組むことだけを意識していました。
パニック障害になる前だったら、会社を休んでしまっていたのではと思えるような嵐の天候でもストイックに。(身の危険を感じる天候の時はオススメしません)


最初は難しいことも多いと思います。
うまくいかないことの連続で気持が落ちていくこともあるかもしれません。
でもそれは失敗ではなく、回復への過程と捉えることで、徐々に効果を発揮すると思います。


◾️自分の症状と向き合う
ウォーキングや曝露療法を通じてずっと意識していたことのひとつに、自分の体に現れる症状と向き合っていました。

 

こういう場面で体はどんな反応するかな?
呼吸は浅いかな?早いかな?息苦しくなるかな?心臓は激しく鼓動を打つかな?
など、頭の中で実況中継。

 

意外とこれが効果あり。
いつもなら症状が出てくる場面でも、症状と向き合うことで、なんてことはないという事が多くありました。


症状を振り払おうとすればするほど、自分自身にまとわりつくんです。

恐怖の対象を見つめるとか、症状に気がついているのに放置するというのは勇気が入りますよね。
最初はなかなかできないのですが、繰り返しチャレンジしてみると実感できると思います。

 

◾️ブルーライトなど強い光
急激に世の中に普及したスマホ
楽しいですよね。
暗い中ずっとスマホやパソコンでネットサーフィンしていませんか?

 

強い光は目から刺激を受け朝の光のように感じ、交感神経が優位に働くそうです。
交感神経が優位に働いてしまっては寝付けませんし、なによりもパニック障害の方は様々な症状へ発展してしまいかねません。

病のこともたくさん調べたいという気持ちは痛いほどわかります。
しかし、回復していくまではほどほどの利用をお勧めします。


以上が私がさまざまな角度から調べ、実体験してきた対応方法です。



歯医者や美容室が苦手な人もいるでしょう。
そんなときは予め伝えれば良いんです。
言うのが恥ずかしい、相手に気を使わせてしまったらどうしよう。
そんな心配もいらないし、恥ずかしいことなんて何もないんです。
行きたい、あるいは行く目的がある。
そのために予め相手に伝えて保険をかけるんです。

 

パニック障害の認知は僕が発症した2009年の時点ではもう世の中に認知が広まっていて、いたるところでケアしてくれようという感じが伝わって来ました。

今まで周りに気を使って来た気遣い貯金だと思って、思う存分気遣い貯金使う。
頼れることは頼りながら回復していきましょう。