カウンセリング
パニック障害をはじめとしたメンタル系の病気になった方は、1度はカウンセリングに関心を持たれると思います。
しかしながら価格は高め。
パニック障害になると働けない人もいるでしょうし、お金の不安を持つ方も多いかと思います。
僕もそうでした。
ですので、今回はカウンセリングについて少しでも参考になればと思い書いていきます。
僕の場合、投薬治療が合わず、改善されなかったので自力で回復させるほかなかったのです。
来る日もくる日も症状は止まらないし、気の遠くなるような毎日を過ごす中で、医師の勧めもありカウンセリングを受けることになりました。
初回は30分くらいの短時間だったと思います。
カウンセリングではパニック障害になってからの生活やどんな時に症状が現れるか、どんな辛さかなど、他愛も無い会話で終了。
「あれ…カウンセリングってこの症状をどうにかしてくれるんじゃないのかな…」
医師はいわゆる5分診療。
毎回体調はどうか、じゃあまた来週来てくださいの流れ。
これで一体何がわかるのか。。
何もわからないよね…というのは素人の自分でもわかる。
そんな医師からのカウンセリングの勧めだったので、カウンセリングにも疑いを持ちました。
ただ…僕には他に方法がない。
渋々2回目のカウンセリングに申し込みました。
今度は1時間。
2回目のカウンセリングでは
前回からの期間はどうだったか、発作が起きてもどうにか乗り越えられたことは良かったですね!
その時どうやって乗り越えたのですか?
曝露療法を少し強引にやっていたことについてどうやって対処したのですか???
などなど質問に答えていくような形式でした。
カウンセリング終了後、「はっ!!」
と気がついたのは、カウンセラーとやりとりをしているのと同時に、自分の内面に問いかけ、納得し、確証を得ている。
3回目のカウンセリングを受けた際、そのことをカウンセラーに話すと、
「そうです。よく気がつかれましたね。ご自身で日々努力されていること、体調がどう変化するかチェックされてること、会話の中でしっかり1つひとつに向き合われて対策が打てているなと思います。ご自身でどうやれば乗り越えられるかをだいぶ把握されていて、すごいなと思いますよ」
と言われました。
この一言で大きな自信につながりました。
カウンセラーとしては次回のカウンセリングはもう…という雰囲気でしたが、お願いすることに。
最後のカウンセリングではパニック障害の症状は、気の持ちよう、気のせい、気合が足りない、数字には現れないし検査してもわからないから嘘みたいなことを言われがち。
でも、自分にはめまい感をはじめとした不快な症状を感じる。
これは幻想なのかと質問。
「決して嘘ではないですね。気の持ちようというのは、パニック障害の人以外でもあるとは思います。
ただ、ご自身が気がつかれているように、原因が気の持ちようということとは少し違いますね。もちろん気のせいでもありません。実際にその症状を感じられてますから。もう気がつかれてますよね?」
全部幻想ではないし、これまで症状としっかり向き合い、対策をとって来たことはあっている。
その日を最後にカウンセリングはもう必要ないのでは?と言われ一度中止。
日々の体調観察と改善に向け、また1人で歩き出すことにしました。
カウンセラーのアプローチの仕方はさまざまだと思いますので、全く同じということはありません。
人により受け取り方、心の状態もあるでしょう。
あくまで参考にしてくだされば嬉しいです。
次回は僕が実践し、実際に効果のあったパニック障害の症状と対策などに触れていきます。