パニック障害経験から得た人生感ブログ

自信がパニック障害を実体験を通して得た人生観や、日常のこと好き勝手書いてます。

親ガチャ

親ガチャって言う言葉が巷に流れてます。

 

子は親を選べないから運任せみたいなことだそうで。

うちの親ハズレとか当たりとか言うんでしょうか。

 

僕は最初の記事に書いたように子供の頃に色々ありました。https://zribongun.hateblo.jp/entry/2021/09/03/074838

当時は親に対して色々思うところはありました。

だからといって、自分が今歩んでいる道に影響を及ぼしたかと言えば、どうなんだろうなと。

 

親のせいにするのは簡単ですけど、本当にそうとは言い切れないことの方が多い。

 

自分は自分なので努力すればなんとかなる可能性は高い。(頑張ってもどうしようもないことももいろんあり。)

親が当たりなのは羨ましい反面、親がハズレだから自分の人生もっていうのは違うんじゃないかな。

 

今は世界の情報に今すぐ触れられる時代だし、少なくとも親世代が過ごした世の中とは世界が違う。

やろうと思えば無限大にアイデアはあふれ、機会が転がってると思う。

 

ライブドア堀江貴文さん

あんなに大変な思いしたのに今や飛ぶ鳥を落とす勢い。

そんな堀江さんもYouTubeSNS、本で度々現代を生きる人たちに希望を語りかけてます。

 

親のせいにしてる時間、パワーを自分に向けたいです。

 

 

緊急地震速報の音は怖い

東海道南沖の地震緊急地震速報があったみたいですね。

 

あと30年以内に南海トラフ地震が高い確率で起きるとか言われてますが、今回の地震が伏線でないことを祈ります。

子供の頃は地震大国と言われても、「へー」くらいなもんでしたが、阪神地震新潟中越地震、東日本大地震と、被災された方の状況を知ると胸が締め付けられる思いです。

 

東日本大地震の時は自宅(関東)にいたのですが、現実世界ではないような揺れを感じた記憶があります。

どうしていいのか全くわからず、パニック状態でした。

あの地震の後でパニック障害発症したのも記憶にしっかり残ってます。

 

特にあの緊急地震速報の音、未だにトラウマです。

危険を感じさせる音程らしいですが、固まります。あの音聴くと。

 

今朝の緊急地震速報のニュースで改めて思ったのは、日頃の最低限の備えは持っておいた方がいいなということです。

そんなのわかってるよっていう人が多いと思うのですが、わかっていてもできてない人が大半。

 

食料や水は何日分あればベターとか、色々シミュレーションを加味して言われてますが、それはそれとして、携帯充電器や衣類(特に下着や羽織)は絶対に持ち出せるようにした方がいいし、家からどちらに向かって歩けばいいかなど、イメージしておくといいと思います。

 

いざっていうときは滅多に来ない。

滅多にこないからこそいざ対応できない。

 

災害なんて来なければいいのですが、地震はいつかはやってくる可能性が高いし、人間の力ではどうすることもできないので、回避策を練り、実行するほかないです。

 

このブログが誰かの気付きになればいいなと思います。

 

パニック障害 症状の原因とその対策

今回は僕が経験した様々な症状と、その症状がなぜ起きるのか、原因となるものを調べたり、何度も繰り返し体感して、とにかくたくさん試してわかったことを列挙します。


◾️肩こり
恐らく肩こりは多くのパニック障害の人が経験してるのではないでしょうか。

肩こりで具合が悪くなる→マッサージする→
一時的に改善する→またすぐ肩こりが酷くなる

 

こんな繰り返しになってしまってませんか?


これは原因の捉え違えをしているがために悪循環を繰り返しているのではないかと思っています。

 

「肩こりが原因で具合が悪くなる」のではなく、「他の原因によって肩こりが起こり、具合悪が悪くなる」というのが正解ではないでしょうか。

 

肩こりはあくまでも「現象」であって「原因」ではないので、肩こりのせいにして肩こりをどうにかしようとしてもダメなんです。

肩こりをどうにかしようとしてマッサージを繰り返してもまた肩こりは起きてしまい、もっと強くもっと強く…とマッサージを繰り返し、肩こりを悪化させてしまう。

 

じゃあ、肩こりの原因ってなんなの?
ということになりますが、姿勢からくるものや内臓の弱りからくるもの、結構不良などなど多彩な理由がありますから、思い当たることを改善していく他ありません。

 

しかしながら、パニック障害の方であれば、結構これが原因だろうなと言えるものがあるので、この後の項目の中で触れていきます。

 

◾️炎天下
人間の体はよく出来ていて、気温が高くなると血管を広げ、血液を冷やそうとするそうです。
しかし、血管を広げても血液の量は変わらなため、血液の流れは緩やかになる。

 

血液は酸素を運び二酸化炭素と交換する役目があるので、血流が緩やかになるということは、酸素を運搬する速度も遅くなります。


そうなると今度は酸欠感が強まり、酸素をもっともっと取り込もうと息を吸い込むため、それが過呼吸へと発展してしまうわけです。

 

心臓はもっと血液を送らなければ!と、心拍数を早め、血を運搬しようと頑張ります。

 

そのため、「バクバクバクバク」し、あのいやなパニック発作の症状につながるそうです。

 

血流が滞るため肩こりをはじめとしたさまざまな症状に繋がるのではないでしょうか。


試しに暑い日に太い血管が流れている箇所を少し冷やしてあげてみてください。
恐らく改善するはずです。

 

◾️ウォーキング
パニック障害にはリズミカルな運動が効果的だそうです。
リズミカルな運動をするとセロトニンという物質が脳内に分泌され、自律神経に良い作用をもたらすのだとか。

 

実践してみたところ、確かにウォーキング後は清々しい気分になりました。血流も良くなりましたし、体力作りにも良かったと思います。

但し、無理して始めから長い時間行うことや、速度を上げて負荷をかけたりというのは要注意です。

 

日頃運動をしている方なら別ですが、運動からだいぶ離れている方が大半だと思います。
そんな状態で突然強めの運動を行った場合、酸欠になりやすくなりますから、身体中に酸素を送ろうと心臓が一生懸命鼓動を早めます。


これは自然な体の反応です。

しかしパニック障害の方はこれをパニック発作と結びつけてしまう可能性がとても高いです。


あのパニック発作に似た症状で恐怖心が勝り、本当に発作につながってしまうなんて事が度々僕はありました。

これから先、日常生活に復帰した時のことを考えると体力作りは必要ですから、運動はおススメしたいので短い距離、短い時間、散歩程度からのスタートがいいと思います。


◾️気圧
人によって受ける影響度は違いますが、低気圧が近づくと何か調子悪いなーって感じませんか?

 

その昔、原始時代、いやもっと前なのかもしれません。我々の祖先は狩りをして生活していましたが、雨が降ると獲物が捕れない。
そんな時は傷ついた体を癒したり、体力温存をしていたようです。

その体内の自然の仕組みは今も残っており、低気圧が来ているときは体の機能をあえて鈍くし、回復に時間を当てさせようとする。
その機能が不調や不快感として強く出てくるというわけです。

 

パニック障害の方は体調が敏感になっていることが多いので、特に気圧の影響受けるのだと思います。
体調が悪化してるんじゃないかとか考えがちですが、必ずしもそうではなく、こういったことも起因すると思っていれば少しは気が楽になると思います。

 

体調が優れない時は、正常な反応だと考え、出来る限り体を休めるようにしましょう。
この反応に対して鈍感になり、無理して体を酷使してしまい、ダウンしてしまう人もいます。
ダウンする前に体がブレーキしてくれていると感謝するくらいがちょうどいいのかもしれません。

 

◾️曝露療法

曝露療法とは、恐怖や不安に思う事柄にわざと身を置き、危険なことはなく、安全だと体に理解させる療法。

 

これ、とにかくひたむきに取り組みましたし、ジワジワと、そしてはっきり効果を感じていった方法です。
僕の場合、広場恐怖が強く、電車、スーパー、レジなどとにかく人が多く行き交うところがダメだったので、来る日もチャレンジしました。

 

当然のようにうまくいかない日もたくさんあり、昨日は大丈夫だったのに、何故今日はダメなんだということも。


さすがに連続してリタイヤした時は心折れかけたりもしました。

しかし、とにかく毎日繰り返し取り組むことだけを意識していました。
パニック障害になる前だったら、会社を休んでしまっていたのではと思えるような嵐の天候でもストイックに。(身の危険を感じる天候の時はオススメしません)


最初は難しいことも多いと思います。
うまくいかないことの連続で気持が落ちていくこともあるかもしれません。
でもそれは失敗ではなく、回復への過程と捉えることで、徐々に効果を発揮すると思います。


◾️自分の症状と向き合う
ウォーキングや曝露療法を通じてずっと意識していたことのひとつに、自分の体に現れる症状と向き合っていました。

 

こういう場面で体はどんな反応するかな?
呼吸は浅いかな?早いかな?息苦しくなるかな?心臓は激しく鼓動を打つかな?
など、頭の中で実況中継。

 

意外とこれが効果あり。
いつもなら症状が出てくる場面でも、症状と向き合うことで、なんてことはないという事が多くありました。


症状を振り払おうとすればするほど、自分自身にまとわりつくんです。

恐怖の対象を見つめるとか、症状に気がついているのに放置するというのは勇気が入りますよね。
最初はなかなかできないのですが、繰り返しチャレンジしてみると実感できると思います。

 

◾️ブルーライトなど強い光
急激に世の中に普及したスマホ
楽しいですよね。
暗い中ずっとスマホやパソコンでネットサーフィンしていませんか?

 

強い光は目から刺激を受け朝の光のように感じ、交感神経が優位に働くそうです。
交感神経が優位に働いてしまっては寝付けませんし、なによりもパニック障害の方は様々な症状へ発展してしまいかねません。

病のこともたくさん調べたいという気持ちは痛いほどわかります。
しかし、回復していくまではほどほどの利用をお勧めします。


以上が私がさまざまな角度から調べ、実体験してきた対応方法です。



歯医者や美容室が苦手な人もいるでしょう。
そんなときは予め伝えれば良いんです。
言うのが恥ずかしい、相手に気を使わせてしまったらどうしよう。
そんな心配もいらないし、恥ずかしいことなんて何もないんです。
行きたい、あるいは行く目的がある。
そのために予め相手に伝えて保険をかけるんです。

 

パニック障害の認知は僕が発症した2009年の時点ではもう世の中に認知が広まっていて、いたるところでケアしてくれようという感じが伝わって来ました。

今まで周りに気を使って来た気遣い貯金だと思って、思う存分気遣い貯金使う。
頼れることは頼りながら回復していきましょう。

カウンセリング

パニック障害をはじめとしたメンタル系の病気になった方は、1度はカウンセリングに関心を持たれると思います。

 

しかしながら価格は高め。


パニック障害になると働けない人もいるでしょうし、お金の不安を持つ方も多いかと思います。
僕もそうでした。

ですので、今回はカウンセリングについて少しでも参考になればと思い書いていきます。

 

僕の場合、投薬治療が合わず、改善されなかったので自力で回復させるほかなかったのです。
来る日もくる日も症状は止まらないし、気の遠くなるような毎日を過ごす中で、医師の勧めもありカウンセリングを受けることになりました。

 

初回は30分くらいの短時間だったと思います。

カウンセリングではパニック障害になってからの生活やどんな時に症状が現れるか、どんな辛さかなど、他愛も無い会話で終了。

 

「あれ…カウンセリングってこの症状をどうにかしてくれるんじゃないのかな…」


医師はいわゆる5分診療。
毎回体調はどうか、じゃあまた来週来てくださいの流れ。

これで一体何がわかるのか。。
何もわからないよね…というのは素人の自分でもわかる。
そんな医師からのカウンセリングの勧めだったので、カウンセリングにも疑いを持ちました。

 

ただ…僕には他に方法がない。
渋々2回目のカウンセリングに申し込みました。


今度は1時間。

2回目のカウンセリングでは
前回からの期間はどうだったか、発作が起きてもどうにか乗り越えられたことは良かったですね!


その時どうやって乗り越えたのですか?
曝露療法を少し強引にやっていたことについてどうやって対処したのですか???


などなど質問に答えていくような形式でした。

カウンセリング終了後、「はっ!!」
と気がついたのは、カウンセラーとやりとりをしているのと同時に、自分の内面に問いかけ、納得し、確証を得ている。

 

3回目のカウンセリングを受けた際、そのことをカウンセラーに話すと、

「そうです。よく気がつかれましたね。ご自身で日々努力されていること、体調がどう変化するかチェックされてること、会話の中でしっかり1つひとつに向き合われて対策が打てているなと思います。ご自身でどうやれば乗り越えられるかをだいぶ把握されていて、すごいなと思いますよ」

 

と言われました。

 

この一言で大きな自信につながりました。
カウンセラーとしては次回のカウンセリングはもう…という雰囲気でしたが、お願いすることに。

 

最後のカウンセリングではパニック障害の症状は、気の持ちよう、気のせい、気合が足りない、数字には現れないし検査してもわからないから嘘みたいなことを言われがち。

 

でも、自分にはめまい感をはじめとした不快な症状を感じる。
これは幻想なのかと質問。

 

「決して嘘ではないですね。気の持ちようというのは、パニック障害の人以外でもあるとは思います。
ただ、ご自身が気がつかれているように、原因が気の持ちようということとは少し違いますね。もちろん気のせいでもありません。実際にその症状を感じられてますから。もう気がつかれてますよね?」


全部幻想ではないし、これまで症状としっかり向き合い、対策をとって来たことはあっている。
その日を最後にカウンセリングはもう必要ないのでは?と言われ一度中止。

日々の体調観察と改善に向け、また1人で歩き出すことにしました。

 

カウンセラーのアプローチの仕方はさまざまだと思いますので、全く同じということはありません。


人により受け取り方、心の状態もあるでしょう。


あくまで参考にしてくだされば嬉しいです。

次回は僕が実践し、実際に効果のあったパニック障害の症状と対策などに触れていきます。

 

パニック障害の症状

僕が初めてパニック発作というものを発症したのは通勤電車の中。

 

突然酸素が薄くなった感じがして、呼吸が荒くなったのをはっきり覚えてます。


そう、過呼吸です。
酸欠で目の前がチカチカし始め、目眩が現れ、吊り革を掴む手に力が入る。
「やばいやばいやばいやばい。。呼吸ができない…」

 

目の前の座席に目を下ろすとサラリーマンが怪訝な顔でこっちを見上げている。。
多分顔面蒼白で今にも倒れそうだったと思うのですが、そのサラリーマンは席を譲ってくれるでもなく。。

 

停車駅までは2〜3分くらいだったと思いますが、とにかく長く感じました。
ようやく駅に到着し、ふらふらとホームへ。
暫くすると呼吸が安定したので次の電車に乗り込みました。

しかし……

またさっきと同じ症状。
今度は肩にガチガチに力が入り、過呼吸、心臓の鼓動がどんどん強くなる。。
でも乗った電車は終点まで止まらない。。


パニック障害の皆さんならご理解いただけると思いますが、相当な地獄でした。
逃げ道は塞がれ、終点までノンストップ
車内の空気が薄いのか?と思い、社内を見渡すも自分1人呼吸困難な状態。
助けを求めることもできない。。。


この時は、どうにか会社までたどり着きましたが、体調が優れず早退しました。

そして帰りも電車。。
「またあの異変が起きるのではないか。。」
頭の中は恐怖でいっぱいでしたが、何故か何も起きませんでした。
この時の経験も後々すごく役に立つことになりました。

 

一度パニック発作を経験すると、同じ場面、似たような場所に恐怖を覚え、段々と「もしかしてここでもあの異変が起きるのでは…」とどんどんと負のスパイラルに陥っていくんですよね。

 

人間の脳は1日の中で70〜80%ネガティブなことを考えるようにできており、身の危険を感じた時に自分の身を守るための警戒システムが自動的に作動するそうです。

 

恐らくですが、パニック発作はとてつもない恐怖を感じる身体症状のため、脳が持つ記憶力に完全に染み込むのだと思います。

 

パニック障害の方は、警戒システムが過敏に働くようになっており、発作モードへ「スパン!」と入りやすくなります。

 

タクシー、バス、コンビニ、スーパー、病院、ありとあらゆる場面でスイッチが入り、もう2度とこのスイッチを外せないんじゃないかと、だいぶ参りました。

 

共通するのは閉鎖空間が多い。
閉鎖空間には入らないようにしようとしていた時もありましたが、「それではこの先ずっと無理じゃないか。。どうしよう。。そうだ、最近電車から完全に遠ざかってる。電車で発作が出るのか試してみよう」

 

最初に激しい発作を起こした電車で、やっぱり発作が起きるのか試してみることに。
ホームに降り立つとやはりあの嫌な気分に陥ります。

 

一本…


また一本…


次こそは……


何本電車を見送ったかわかりません。
ついに決心し、各駅停車に飛び乗りました。

 

飛び乗った電車で座れたので、
とりあえず1駅。
たった1駅とわかっていれば、発作が来ても乗り越えられる。
そう言い聞かせた次の瞬間…

 

「あれ…目眩。。酸素が吸えない。。やばい。アレだ。。」
とにかく早く電車を降りたい。降ろしてくれ…!!

 

やっと駅に到着。
相当落ち込みました。。
もう2度と電車にも乗らないのかもくらいのことを考えました。

しかし、帰り道は電車が必要。
「よーし。もう一度やってやる」
すぐ反対側に来た電車に乗り込みます。

「あれ??なんともない…」
今さっきアノ恐怖の発作が来たにもかかわらず、なんともないのです。

 

「なぜ発作が起きない時があるのか…」

 

その日からです。
僕が毎日、どれだけ体調が優れなかったとしても、どれだけ天気が悪くても電車チャレンジを始めました。


何度も繰り返すたび、発作はある症状がきっかけになっているということに気が付きました。息苦しさ
ドライアイ
肩に力が入る
目眩、貧血感
目がチカチカする
を感じた時に大体発作が起きるということです。

 

つまり、電車が原因ではなくて、電車に乗った時に不快な症状を感じ、それが恐怖の擦り込みになっているわけです。

 

恐怖とは生命の危機、いわゆる死を感じることと、とある本に書いてありました。


たしかに。

 

息苦しさは酸素枯渇により窒息を連想させたり、呼吸が速くなることにより交感神経が活発になります(逃走本能)

 

酸欠による目眩は脳に異常が発生している可能性を考えさせ、酸欠により、ドライアイや目がチカチカし視界不良により目の前の世界がどうなっているか確認できず、いつ襲われるかわからないという危険信号を出す。
身を守ろうと肩に力が入る(闘争本能)


これらの反応は正に生命の本能、
つまりは正常反応なのです。
本来は緊急性がある時にしか反応しないはずが、僕たちはすぐに反応してしまう。

 

最初の発作で感じたあの恐怖。

脳は身を守るためあの恐怖をよーく覚えてます。
少しの体の異変であっても恐怖を見逃さない。

 

僕の発作に繋がった体の症状、皆さんの中にも、自分も同じ!っていう方も多いと思いますが、日常でも感じることはあるものです。
たしかに恐怖ではないとは言えませんが、本来大体は「あれー今日は体調優れないなぁ」くらいの症状なのです。

 

以前はこれらの症状があろうとも、発作になんてなっていなかったわけですから、元に戻していく必要があります。

 

では、どうやって戻すのか。

 

それは………

 

記憶の上書きです。

 

人間の脳の記憶は無くすことは難しいですが、記憶の上書きは出来ます。
やり方としては成功体験の積み重ねです。

「それはわかってるんだよな…わかっててできないんだよ。。」

と、思いますよね。


試行錯誤は何度も繰り返しました。
同じ場面で発作になる時とならない時の気温、湿度、天気、体温、脈、その時考えていたこと、見ていたもの。

 

その全てを毎日朝昼晩、ノートに書き留め、グラフにしてみたり、共通のワードを探してみたり、あらゆる角度から分析しました。

結論としては、発作が起きる時に
症状に意識が向いている時に発作に繋がっていることがわかりました。

 

症状に意識が向いているときは、症状から身構えようとか、「やばいやばい」と、症状を払い除けよう、逃げようとします。
すると、症状はどんどんどんどん肥大し、逃れることは出来ず、発作へ発展します。


その反面、自分や症状、または景色を俯瞰してみていたり、全く違うものへ意識が向いているときにはほぼ間違いなく発作が起きません。

 

それでも少し症状が大きくなってきた時には、肩に少し力を入れてストンっと肩を落とし脱力し、あえて症状を感じてみながら、頭の中で落ち着いて感想を思い浮かべるという訓練をしました。

 

遠くの景色をぼーっとみて、「あーあのビル窓が多いな」「あの家大きいな」「あの空の色綺麗だな」と、自分や自分の症状に関係のないものに意識を向けるのも効果的です。

 

これらを行いながら成功体験を繰り返し、脳に安全だと言う記憶を上書きしていきます。もちろん、うまくいかない日もたくさんありましたが、そんなことは気にせず、無茶しない範囲で続けた結果、僕は成功しました。

 


今後の記事でもこれらの事は書く予定ですが、ぜひ試してみてください。

次の記事ではカウンセリングについて触れてみたいと思います。

 

今日はこれ、おすすめのリラックスアイテムです。

パニック障害の方はとにかく肩こりがひどい人がたくさんいます。

力んじゃうんですよね。

目から来る情報でも肩こりにつながったりするみたいですから、ぜひリラックスタイムに。

パニック障害と季節

ここ最近夏から秋にかけて、急な温度変化ありますよね。

急に寒くなって着るものを用意していないとこの時期でもガタガタ……

 

他にも梅雨時期のあの湿気や毎日の低気圧で目眩や息苦しさからの発作だったり、

それが過ぎた後は、夏の猛烈な暑さ。

熱中症なのか暑すぎての目眩なのか、息苦しさも重なっての合わせ技。

 

台風の季節には気圧変化で離人間みたいな感覚や、呼吸が浅くなったり、どれもこれも無意識なのに体が反応してしまって、その症状に注目しちゃうんですよね。。

 

寛解した今でこそだいぶ持ち直したけど、それでもなお強く症状を感じる時があります。

パニック障害ピーク時の当時はそりゃもう大変で。。

 

原因が何なのかわからないし、原因がわからないから対処のしようもない。

対処のしようがないから症状に囚われてしまう。

 

症状に囚われるとどんどん症状は成長していき、心拍数が上がり…もうこうなると症状止まらないんですよね。

もはやスピードメーター振り切る勢いです。

そしてまた落ち込むという負の連鎖。

この鎖を断ち切る必要があります。

 

断ち切れるようにブログの中でお手伝いできればと思います。

きっと断ち切れますから。

 

 

パニック障害の研究

自分なりに調べたこと、経験して感じたことは多数あります。

 

調べたことは次のような文献です。
パニック障害について
・鬱について
適応障害について
・それぞれの薬について
・人間の体について
・脳内伝達物質について
・脳神経
・思考の仕方
・考え方の癖について

 

会社を休んでいたので、お金が続くのか心配だったもので、図書館で取り寄せたりして述べ100冊くらい無料で読みました。


他にもインターネット検索してみたり、とにかく膨大な量の文献を何度も繰り返し読んでいました。


思えば学生時代こんなに本読んだり勉強することなんてなかったなぁ…

読書が苦手だったのにこの時ばかりはもう藁をも掴む気持ち。。

 

特にパニック障害関連の本を読むごとに気がついたのですが、求めている正解がないのです。

・気の持ちよう
・ストレスを回避、発散しよう
・規則正しい生活をしよう
パニック障害になると広場恐怖などを感じることがある

 

………………………………

 

いや、わかってるんですよ。
そんなことはわかってる。
頑張っていますが、なかなか回復しないんです。。

 

他には

パニック障害には薬が効果的
・その薬は鬱や適応障害にも使われる

え?…病気が違うのに薬の分類は同じなの?
え…なんで…??
自分には薬が合わなかったんだけど……

今思えば、仕方ないことなのかもしれません。
筆者や医師はパニック障害になったことがない方が大半です。
そして医師は一定の効果が出た実績を基に、薬を処方する他できないのです。

 

なすすべはないのか…
繰り返し読んだ本を更に繰り返し読み直しました。
その中で、聞いたことのないワードであるシナプス、脳内伝達物質、セロトニン

ここにアプローチすれば改善するのではないかと、これらに効果がありそうなことは実直に取り組みました。


日光に当たってみる、瞑想してみる、ウォーキングしてみる。

 

すると…体が、気持ちが少し変わったような気がしました。
「これか!ここに回復ポイントがあったのか!!」
夏の炎天下の中でもウォーキングは毎日やりました。


それこそ初めは1kmももたなかったのですが、日に日に距離が伸びていくようになりました。

 

しかし!!!

 

順調に思われた矢先、体調が絶不調になり激しい目眩を起こしてしまいます。
やっと回復のポイントを見つけられたと思ったのに。。。


後でまた書きますが、効果がなかったというわけではなく、「炎天下」というところにも不調に陥った原因がありました。

 

せっかく上手くいってたのに。。と、落ち込みましたが、他に回復する方法を探す他ありません。そこで、どういうことをしたら体はどう変化するのか、研究という名の実験をすることにしました。

 

私はいわゆる広場恐怖というものがありました。
レジ待ちや人混みの中では目眩、過呼吸、異常な肩こり、逃げ出したくなる気分…
これらの症状が何故起きるのか、読み漁った本の中には書かれていなかったので、理屈を自分で解明するしかなかったのです。

そこで取った行動が更に回復につながることになります。

続きはまた次回に。

 

あ、そうそう。

昔はコーヒー好きだったけど、今はやめちゃったなって人、パニック障害に多いと思うんです。

カフェインって交感神経高ぶるから、パニック発作に結びつきそうになるんですよね。

自分はこれに気がつかず、何度もチャレンジしては苦しんでました。

 

でもコーヒーが飲みたい…

そんな方にはデカフェコーヒーをお勧めします!

 

カフェインがだいぶ抑えられたコーヒーなんです。

コーヒー好きだけど、パニック障害にはいい影響ないし。。と心配な方、ぜひ試してみてください。

 

こちらに紹介しておきますねー↓